これからの住宅と
エネルギーと健康
これからの住宅を建てる、考える上で欠かせないのが「住宅は35年ローンで30年で建て替える」という考えを改める事です。この考えは、直近40〜50年の間に生まれた考え方であり、人生100時代には、長期耐久性、省エネルギーの100年住宅にしていかなくてはならないと思います。
そして、耐震性能についてもあいまいな基準ではなく、耐震等級3を取らなくてはなりません。案外、耐震等級3を取れているメーカーはあまりないと思います。要するに建築基準法ギリギリで適応していれば大地震の時には命を守る事が出来ても、経済的生命が絶たれるレベルになる事が知らされていません。基準法を守る為、設計段階でバランスではなく、数字合わせでクリアーしている物件が多々あります。本当にこわい事だと思います。
しかし耐震等級3を取ることは大変なことであり、かなりの制約が出てきてしまいます。デザインを重視し、広い空間、つづきの窓などを入れると耐震等級3はとても取れません。重要なのは耐震等級3を取りつつも、その中でデザイン性、間取りなどを考えていければ良いと思います。率直に言うと、デザインと等級というのは表裏一体ということですね。
太陽光発電についても、売電する時代は終わりました。これからはその発電したエネルギーをいかに自分の家で使い、消費して、ランニングコストを減らしていくか考えるべきです。さらに初期投資を抑えるための工夫も考えております。
健康の為にはZEH(ゼッチ=ゼロエネルギー住宅)にする事が欠かせなくなってきました。ZEHにすれば少ないエネルギーで快適な生活が出来るからです。それは、家全体の断熱性を高めるので、全室内の温度差が減り、ヒートショックによる死亡等の健康リスクが減ります。
エネルギー消費についても、CO₂を出さない物を使うことです。ガスはいれず、CO₂を出さないヒートポンプ式(エコキュート)を日中の太陽光発電で運転させれば大変経済的です。また、石油式ストーブやファンヒーターを使わず、蓄熱式暖房機を使うと健康にも自然環境にも良くエコです。
これらの事を総合的に考え、この「給息の家」を立ち上げました。各所、いろいろな工夫をしたり、装備も充実させ、中身重視の丈夫で家族にやさしい快適な家になっております。図面プランから各所をクリックすると具体的な内容がわかりますので是非ご覧ください。
日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えています。
国の助成金制度との組み合わせなどを利用します。
